2024/09/26
【高1~3生必見】2025年度からの新課程共通テストの変更点
2025年度の大学入学共通テストにはいくつかの重要な変更点があります。以下に主な変更点と概要をまとめました。
受験が目の前の高3・浪人生はもちろんのこと、高1・2生も新課程の共通テストについて今から知って、どの科目を手遅れにならないように受験勉強をしていくべきなのかを知るためにも、他人事ではありません。
最後に今年の共通テスト対策におすすめの教材もピックアップしましたので、是非ご覧ください。
主な変更点
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教科・科目の再編:
- 出題教科・科目がこれまでの6教科30科目から、7教科21科目に変更されます。
- 新教科として「情報Ⅰ」が追加されます。
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試験時間の変更:
- 国語: 大問の追加があり、試験時間が80分から90分に延長されます。
- 数学ⅡBC: 試験時間が60分から70分に延長されます。
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科目の再編と選択制限:
- 地理歴史・公民: 科目が再編され名称が変わり、選択制限が設けられます。例えば、「公共、倫理」と「公共、政治・経済」の組み合わせは不可です。
教科ごとの変更点
- 情報Ⅰ: 新設され、試験時間は60分。
原則、国公立大学はすべてにおいて必修となります。配点や得点化するか否かは、大学によって異なるため、要チェックです。
情報Ⅰは、きちんと対策をすれば、数学系に比べ、点数がとりやすいと考えられますが、プログラミングやネットワーク(データの活用)が苦手な生徒さんは、習得に時間がかかるため、エルヴェ学院では効率よく学べる映像授業コースでの対策がおすすめです。
- 国語: 試験時間が10分増え、現代文の大問数が2問から3問に増加。
新たに「図やグラフの読み取り問題」の大問が追加されます。これにより、文章理解だけでなく、視覚的な情報を読み取る力も試されるようになります。また、大問の追加に伴い、全体の配点も変更があります。
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新課程共通テスト 【問題構成の例】
- 第1問: 論理的な文章(45点)
- 第2問: 文学的な文章(45点)
- 第3問: 図やグラフの読み取り(20点)
- 第4問: 古文(45点)
- 第5問: 漢文(45点)
これらの変更は、現代の多様な情報環境に対応できる能力を評価するために行われています。特に、図やグラフの読み取り問題の追加は、実社会で必要とされるスキルを反映しています。
- 数学: 数学2Bが「数学Ⅱ、数学B、数学C」として1科目にまとめられ、試験時間が10分延長
昨年度までの数2Bは、数列・統計的な推測・ベクトルから2題選択するようになっていました。
2025年度より、数2BCとなった結果、数列・統計的な推測・ベクトル・平面上の曲線と複素数平面の4つから3つ選択することになります。
このように負担が増えることから、試験時間も70分に増えます。
- 外国語(英語): 英語リーディングは、大問8の構成になる可能性もあり!
新課程共通テストの試作問題において、総合的な英語力としてリーディングでは「書く」テーマが扱われ、リスニングでは「話す」テーマが具体的な場面が示された上で扱われており、理解した情報や考えを整理したり、何をどのように取り上げるかなどを判断したりする力が重視されます。
可能性としてですが、大問8構成になることや、または大問6のまま問題構成を入れ替える場合も想定しておくといいと言われています。
今年度、共通テストを受ける高3生・浪人生は、事前の準備として大問8構成になっている予想問題での練習もしておくことで心構えをしておく必要があるでしょう。
また、本番でははじめに問題数を確認し、時間配分に注意することもイメトレしておきましょう。
共通テスト対策おすすめの教材
これらの変更点により、受験生は新しい試験形式に対応するための準備が必要です。
過去問には、新課程の共通テストと同じ形式でない問題が多いので、新課程の出題形式にあわせて練習できる予想問題集を活用することがおすすめです。
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●河合塾SERIES「2025共通テスト総合問題集」
●駿台文庫 「2025大学入試共通テスト 実践問題集」
●Z-KAI「2025年度用共通テスト実践模試」
また、エルヴェ学院では、新課程の共通テスト対策をスペシャリスト講師陣による講義・解説付きで演習できる「映像授業コース」もご用意しております。共通テストでの受験科目ごとに、10月から対策するのがおすすめです!
もっと詳しく知りたいことがあれば、是非教室までご相談くださいね!