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併願校の決め方

高校受験!併願校の考え方

高校受験を控える受験生にとって第一志望校合格が当面の目標です。全ての受験生が志望する高校に合格できれば良いですが、実際はそれほど甘くありません。高校受験をする上で避けては通れない第二志望校や併願校について説明をします。併願校でも自信を持って通える高校を選択するようにしましょう。

1.高校受験と併願校の考え方

公立高校の競争率は中学受験や大学受験と比べると低くなります。これは、あくまでも受験前に断念をしている受験生がいるからです。ここでは、高校受験における併願校の考え方を説明します。併願校の選び方や選択をする意味をしっかりと理解していきましょう。

1-1.併願校は納得できる高校を選ぼう!

高校受験はある程度の強気な姿勢は大切です。自分は第一志望に合格すると信じて受験に挑む必要があります。一方で、第二志望や併願校に通う事も想定しなくてはなりません。もし併願校に通うことになった時にもできるだけ第一志望校に近い校風の学校を選ぶようにしましょう。

1-2.併願校の選択時に偏差値の利用は参考程度に考えよう!

第一志望校の選択時には自分の志望動機があると思います。併願校も同様に志望動機がある方が通うことになった時の気持ちが違います。偏差値を使う事で自分の合格しそうなレベルを探すのは悪くありません。但し、偏差値の上位だからという理由で併願校を決めるのはオススメできません。あくまでも自分が良いと思った高校を中心に併願校を選択してほしいものです。併願校に通う事になっても、充実した学校生活をおくるには校風はとても重要な部分になります。

1-3.併願校の考え方は私立と公立では全く異なる!

高校受験の公立高校は基本的に1校のみの受験になります。従って、第一志望が公立か私立かは重要なポイントです。あくまでも通う可能性があることを想定して公立・私立に関わらず選択しましょう。併願校だからといって簡単に考えるのは良い選択方法とはいえません。

2.第一志望が公立高校の受験生の併願校プラン

第一志望が公立高校の受験生の併願校プランを説明していきます。第一志望が公立高校の場合は、志望校の位置づけが重要になります。

2-1.第一志望の公立高校がチャレンジ校になっているケース

第一志望の公立高校が自分の偏差値よりも高い場合の併願パターンを考えてみます。このケースでは、併願校に通う可能性が高いことも想定する必要があります。併願校は私立高校を選択することになります。日程や家庭の事情もあると思いますが、できれば複数校の併願パターンをオススメします。

第一志望 公立高校 チャレンジ校
第二志望 私立高校 チャレンジ校
第三志望 私立高校 実力相応校
第四志望 私立高校 安全校

2-2.第一志望の公立高校が実力相応校になっているケース

第一志望校が公立高校で実力相応校になっている場合は、合格率は比較的高いことが予想されます。このケースはある程度強気の併願パターンが組めると思います。私立高校を公立高校より上位校で考える必要はありません。併願校は私立校の実力相応校を複数受験できれば理想だと思います。

第一志望 公立高校 実力相応校
第二志望 私立高校 実力相応校
第三志望 私立高校 実力相応校
第四志望 私立高校 安全校

2-3.私立高校への進学は基本的に考えていないケース

公立高校1本で考えているケースでは、選択肢が狭くなるのは当然のことです。また、チャレンジ校を受験することは基本的に避けることになります。高校浪人を避けるにはより確実に合格をできる安全校を受験するか、最悪に備えて私立高校の安全校を1校だけ受験する必要があります。

プランA
第一志望 公立高校 実力相応校
第二志望 私立高校 安全校

プランB
第一志望 公立高校 安全校

経済的な理由で私立高校を避けているという場合は少し考えてほしいと思います。確かに私立高校といえばお金がとても必要なイメージがありました。近年は、私立高校でも学費に対する助成金が積極的に良い方向にむかっています。学校独自の奨学金制度なども利用することも検討しましょう。

3.第一志望が私立高校の受験生の併願校プラン

第一志望校が私立高校の受験生の併願校プランを説明していきます。私立高校が第一志望の場合は、併願校の選択の幅も広くなります。

3-1.私立進学校を中心に考えるプラン

私立進学校を中心に考えている受験生は、大学受験も視野に入れていると思います。従って、第一志望はチャレンジ校になることが予想されます。このケースは、実力相応校にも進学校を並べていくことになります。私立高校を中心に考えているのであれば、強気に攻めるのもひとつの方法だと思います。

第一志望 私立進学校 チャレンジ校
第二志望 私立進学校 実力相応校
第三志望 私立進学校 実力相応校
第四志望 私立高校 安全校

3-2.私立大学附属校を中心に考えるプラン

私立大学附属校を中心に考えている受験生は進学校以上に幅広い選択方法が望めます。基本路線は変りませんが、中堅私立附属校も視野に入れた受験が理想になります。中堅私立附属校の場合は、併設大学への進学も出来ますし、他大学への進学も積極的に行なっています。受験生のレベルにもよりますが、どちらにしても選択肢は多くなります。

第一志望 私立附属校 チャレンジ校
第二志望 私立附属校 実力相応校
第三志望 私立附属校 実力相応校
第四志望 私立附属校 安全校

3-3.公立高校も視野に入れた併願プラン

あくまでも第一志望は私立高校ですが、公立高校も視野に入れた受験生の併願プランを説明します。このケースは、具体的な目標が定まっていない受験生にみられるケースです。将来的なことを考えると私立高校の選択にも迷いますが、大学受験も想定できるパターンが良いかもしれません。公立高校は実力相応校か安全校になります。

第一志望 私立進学校 チャレンジ校
第二志望 中堅私立附属校 実力相応校
第三志望 中堅私立附属校 実力相応校
第四志望 公立高校 安全校

4.まとめ

高校受験は、大学受験や中学受験に比べると比較的受験する校数が少なめといわれています。今回のプランは基本的に4校受験ですが3校受験の受験生が多いようです。併願校というのは、どうしても軽視されやすくなります。特に高校受験の場合私立高校の推薦枠や確約的な受験も多いので大学受験や中学受験と少々異なります。受験生の家庭環境や個々の考え方を尊重するのが基本ですが、併願校でも楽しく通える高校を選ぶことは、大切なことだと思います。

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