エルヴェ学院の指導に対する考え
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生徒一人一人、各学習単元を理解するのに必要な時間は違います。
エルヴェ学院が一番大事にしていることは、生徒の“理解度”を基準に次の単元に移ることです。
通常、学校の授業や集団形式で授業する塾では、生徒の“理解度”ではなく、“時間”を基準に次の単元に移ります。「わからない」状態であっても、その単元にかける予定の時間がくれば、次の単元に移ります。「わかっている」状態であっても、その単元にかける予定の時間がくるまでは次の単元に移りません。
「わからない」状態で次の単元に移ってしまうと、「わからない」が積み重なり、学習がどんどん苦痛なもの、楽しくないものになってしまいます。また逆に、「わかっている」のに、なかなか次の単元に進まないのも、生徒にとって、学習が退屈で楽しくないものになってしまいます。
エルヴェ学院では、生徒一人一人が“理解”にたどりつくスピードに応じて、一人一人に適したスピードで学習を進めていきます。
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生まれつき勉強が嫌いな生徒はいません。 「わかる!」「できた!」を積み重ねれば、勉強は楽しいものになります。
人には生まれつき、「もっと知りたい!もっと理解したい!」という気持ちがあります。しかし、そこまで強い意欲で勉強に取り組めている生徒は少数です。なぜ、生まれつきあるはずの意欲がなくなってしまうのでしょうか?
エルヴェ学院は、そこには2つの原因があると考えています。一つ目の原因は「受け身型学習」です。教師が主に話し、生徒はほとんど聞いているだけという形式では、話の中で疑問が思い浮かんでもその場で質問することは難しいものです。なぜなら、集団の場で質問するなら「良い質問」でなければ、他の生徒に迷惑をかけてしまうと考えてしまう生徒が多いからです。だから、疑問が思い浮かんでも我慢します。そんなふうに、「もっと知りたい!もっと理解したい!」という気持ちの芽を自分で摘んでしまう事を繰り返すうちに、だんだんその気持ちが減ってしまいます。
二つ目の原因は「一方通行学習」です。ある単元でつまづいた時、原因がその単元にあるとは限りません。前の学年の単元に原因がある場合があります。そのようなときは一見遠回りに思えても、前の学年の単元を理解してから、再度つまづいた単元に取り組むのが近道です。しかし、集団形式で行う授業は、単元は先に進む一方で後戻りすることはありません。一方通行です。「わからない」ところがあっても放置してどんどん先に進みます。
本来、「わからない!」という気持ちは「もっと理解したい!」という気持ちの出発点なので、とても歓迎される気持ちのはずです。しかし、後戻りできない進め方では、「わからない!」という気持ちはその時点で集団からの脱落を意味します。「わからない!」という気持ちを大切にして、どんどん質問して、必要なら過去の単元に戻ったりしながら、「できた!」というところに毎回たどりつけば、勉強はつらいものではなく、楽しいものになります。
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エルヴェ学院の個別指導は、生徒一人一人の理解にあわせて、「わかった!」「できた!」が言えるようになるまで丁寧に指導します。
エルヴェ学院の指導は、先生1人に対して、生徒が最大2名までの個別指導形式です。この2名は、学年や科目が異なる別々の生徒で授業をしますので、一緒に2名でやってはいますが、まったく別の進度で進みます。つまり、学習進度は1人1人で完全に個別です。講師は、一方の生徒が自分で問題を解いている時間に、もう一方の生徒の指導をおこなう形で、交互にコミュニケーションをとりながら授業を進めていきます。
生徒1人1人が完全に個別の学習進度をとることができるので、今取り組んでいる単元の理解がなかなか進まないときは、必要に応じて過去の単元にさかのぼって学習します。逆に、得意な単元はスピードを上げて取り組んだり、応用の問題に取り組んだりします。
また、生徒一人一人が完全に個別に学習するため、思い浮かんだ疑問は全部質問することができます。集団授業のように他の生徒に迷惑をかけることはありません。中には、質問することに慣れていない生徒もいるので、そんな時は講師が「理解したことを自分の言葉で説明してみて?」という問いかけを行って、「わからない所」を浮き彫りにして、質問しやすくします。
このように、エルヴェ学院では、生徒一人一人の理解にあわせて、「わかった!」「できた!」が言えるにようになるまで丁寧に指導を進めていきます。
エルヴェ学院の個別指導の特徴
地域に根差したベテラン教室長が一人一人の学習計画をたてます。
その地域に住む生徒が、過去に良く進学している学校はだいたい決まっています。エルヴェの各校舎には、それらの学校の特徴や入試に関する情報を長年蓄積しているベテラン教室長がいます。中には、10年以上同じ地域で教室長を務めている超ベテラン教室長もいます。志望校を決める時に、それから、志望校合格に向けて学習計画をたてるときに、こういったベテラン教室長の知識はとても強力なサポートになります。
また、教室長は、進学先の学校だけではなく、今通っている学校についても、学校行事のことや定期テストの時期やテスト範囲などの情報をきちんと把握しています。
各校舎の教室長は、これらの情報と、生徒一人一人の状況を十分把握した上で、どのテキストを使うか、どんな宿題を出すか、どんなペースで進めていくかといった、生徒一人一人の学習計画を丁寧に作っていきます。
もちろん、学習計画は最初に作ったものの通りに進まないこともあります。各校舎の教室長は、いつも生徒一人一人の最新の状況に目配りし、学習計画通りに進んでいない場合は、計画を修正したり、勉強の方法を修正したりといった工夫をします。
同じ単元を繰り返し学習する進め方で自然と内容が定着します。
エルヴェ学院の個別指導は、毎回「わかった!」「できた!」と言えるまで指導します。しかし、その時にできていたことでも、1か月たってみるとできなくなっている(忘れている)ということはよくあります。したがって、最初から「忘れること」が当たり前だと思って学習計画を作っておく必要があります。エルヴェ学院の個別指導では、「通常授業」→「宿題」→「テスト対策」→「季節講習」と忘れた頃にもう一度取り組むようにして、同じ単元を何度も繰り返します。
学校の授業にあわせて、通常授業を進めていき、宿題で毎週復習します。定期テスト前になったらテスト範囲を総復習します。さらに、夏休みや冬休みなどの長期休暇を利用して、前学期の総復習を行います(下図)
定期的に実力テストを受験して学習の成果を確認します。
学校の定期テストの得点だけでは、本当の学習の成果は測れません。
定期テストぐらいの少ない範囲であれば一夜漬けで丸暗記でもなんとか対応できてしまいます。それですこし得点が上がったとしても、一夜漬けで詰め込んだものはすぐに忘れてしまいますし、実際の入試は出題範囲が広いので一夜漬けでは太刀打ちできません。
それに、定期テストの得点が上がったと思っても、それはたまたま問題が易しくて学校全体の平均点が高かっただけかもしれません。
したがって、定期テストの得点を見ても学習計画を考えたり、志望校を考える上ではあまり役には立ちません。今自分がどのような学力のポジションにあるのかは実力テストを受験して、偏差値をチェックするのが一番です。
エルヴェ学院では、定期的に実力テストを受験します。そうして、自分の実力をしっかり把握した上で学習計画を作っていきます。
保護者とチームを組んで生徒の支援にあたります。
保護者の方が、生徒をどのように応援するかによって、生徒の学習の成果は大きく変わります。テストの結果を見て「もっと頑張らないと」とか「よくできたね」という応援だけでは足りません。例えば、定期テストで得点できなくても、今は、過去の単元にさかのぼって理解を積み上げている段階なのかもしれません。あるいは、定期テストで得点がとれても、今回は偶然一夜漬けの分野がテストに出ただけかもしれません。できれば、保護者の方には、生徒がどんな計画で学習に取り組んでいて、塾でどれだけ、家庭でどれだけ学習をしようとしているのかを分かった上で声をかけてあげて欲しいと思います。そのために、エルヴェ学院では、保護者の方とのコミュニケーションをとても重視しており、1回1回の授業毎に授業の内容をメールでレポートしたり、保護者の方と教室長とで定期的な面談を行って現在の学習の進捗や、今後の学習計画を共有したりしています。
よくある質問
(※混雑時には、ご利用いただけない場合があります)