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今から知っておこう!中学と高校のちがい

 

高校生活のスタートを上手に切るために、『今』知っておくべきことがある

これからはじまる皆さんの高校生活は、自分の将来へ向けて踏み出す第一歩となります。大学・短大・専門学校 … 夢に近づく為に選ぶそれぞれの選択を「進路」と言います。中学校に比べ、高校での「学び」と「進路」は自分の将来に直結します。希望の「進路」に進むために、まずは高校とはどの様な仕組みなのかを「今から」知っておきましょう。是非、最後までご覧ください。

 

教科の学び方はこう変わる!

高校では、中学の時より教科の内容をより深く掘り下げて学ぶことになります。ここでは 主要な『英語・数学』の2つの教科について、その概要をまとめました。

高校の英語は必ず予習復習をしないとついていけません。気付いたら手遅れになっていることはよくあります。大学受験でも文系・理系にかかわらず受験教科ですので、高1から早めにしっかりと勉強をスタートすることが大切です。英語は“積み重ね学習”ということに変わりありません。

 

覚える英単語は、中学の約2.5倍以上!

高校入試で出題される英単語数は約2,000~2,500語ですが、大学共通テストで出題される単語数は約6,300語となります。高1から気を抜かず英単語を身に着ける学習を続けること、そして多くの語彙を用いる英文読解の練習も継続的にしておくことがポイントです。

 

英文法は、高1で完成させる!

高校では高1のたった1年間で英文法を学習します。3年間かけて文法を学ぶわけではありません。

また、高校英文法は中学英文法のすべて発展内容となります。中学の英文法の完全理解が、高1の文法の理解に不可欠ということを忘れてはいけません。高校に合格しても、中学英文法に曖昧な点があるという場合には、春休みのうちに克服しておくことが、高校英語の成功に欠かせないポイントです。

 

長文読解の内容はより複雑、さらにスピードが必要

高校の授業は長文読解が中心となり、長い文章を短時間で読み進める力が必要となります。その長文内で使われる英単語の意味も複雑になり、例えば「run」は「走る」だけでなく、「(水が)流れる」、「(会社を)経営する」など複数の意味をもつ多義語として使われます。テストの初見のリーディング問題を攻略するためには、単語の語源を理解し、他の意味を類推する力を鍛えながら、多読・速読の練習を常日頃からしておくことが重要です。

 

リスニングも1回で聞き取る力が必要

現在の大学共通テストの英語の配点は、リーディング(読解)100点、リスニング100点の計200点満点です。配点の半分がリスニング問題で、かつ1回しか聞き取るチャンスがない問題です。お分かりのように、受験期だけでなく、いかに高1から積み重ねのトレーニングをしてきたかが大学共通テストで問われることを知っておきましょう。大学入試問題の傾向にあわせ、高校の定期テストの作問にも影響があります。

 

高校数学の大変さの一番の理由は、その圧倒的なボリュームです。もちろん内容も難しくなりますので、今までより約2倍程度のスピードで効率よく勉強しないと追いつかなくなります。数学が得意だった人も、油断していると5・6月の最初の定期テストで赤点(30 点未満)を取ってしまうこともよくあります。

 

1年間の学習量とスピードが大幅増!
教科書のページ数は高1だけでも中学 3 年間の約 1.7 倍!

高1では「数Ⅰ」と「数 A」の 2 冊、高2では「数Ⅱ」と「数 B」・「数 C」の 3 冊の教科書を使用します。日々の予習と復習が必須!

 

高1の学習が高校数学の土台となる

難度も学習量も増える数学ですが、高1で学ぶ数Ⅰ・Aを苦手にしないことが非常に重要です。

「数と式」「二次関数」「図形と計量」のように、高校数学では単元が細かく分かれ、それぞれの単元が密接に関係しています。特に、多くの高1生がつまづきやすい数Ⅰの「二次関数」の「グラフの移動」や「最大・最小」は、その後多くの単元に繋がる高校数学の土台となる重要な単元です。この「二次関数」を得意にすることが、高校数学の最大のポイントです。

 

公式の丸暗記では問題が解けない

高1のうちから原理原則を理解しながら、学習を進めることが求められます。なぜならば、大学共通テストをはじめ入試では、数学の公式の丸暗記では対応できず、学んだことを応用する「思考力」が問われるからです。

 

 

定期テストはこう変わる!

高校のテストは中学の時と異なる点が多く、勉強を怠ると進級にまで響いてしまいます。それだけではありません!!

高校の定期テストは大学入試に関係ないから、手を抜いていた・・・というお父さん、お母さん!知っていますか?

現在の大学入試では、高1からの内申点が入試に利用されます。高2になってから、知らなかった!高1からちゃんとやっておけば・・・となっても、時は戻せません。賢く計画的に、高1最初の定期テストで高得点を目指すことが何より大切です。何がかわるのか今のうちから知って、初回テストに向けて合格直後からきちんと準備しましょう。

 

科目数UP・出題範囲もUP

まず、テスト科目数が多くなります。中学では、主要5科+技能教科でした。高校では、例えば「数学」⇒「数学Ⅰ」と「数学A」の2科目、「理科」⇒「物理基礎」と「化学基礎」の2科目のように、中学時代の1教科が2科目以上になり、それぞれにテストがあり、内申がつくということになります。テスト日数も中学では2~3日だったのが、5日ほどに増え、長期戦です。

また、科目ごとのテストの出題範囲も中学の時以上に広く、且つ応用力を問われることもあるので、毎回の学習のつながりを理解しておかないと分からない・解けないものが多いです。そのため、テスト直前の一夜漬けや教科書の丸暗記が通用しなくなりますよ!

 

進級に大きく関わる「赤点」の存在

高校は中学校と違って義務教育ではないので、進級・卒業するまでに、合格しなければいけない授業数(いわゆる単位)が決まっています。1 教科でも、年間 4 ~ 5 回の定期テストの平均が 30 点未満(いわゆる赤点→成績表で点数が赤字で記入される)だと、その資格がないということで、進級・卒業できません。例えば、数Ⅰの平均が、年間平均が 29 点だと、高 1 から高2に進級できないということです。

 

大学入試に高1最初の定期テスト結果が影響!

最も知っておきたいことは、実は大学入試は高1からすでに始まっている!ということです。それは、高1最初のテスト結果からの成績・行動が、大学入試の評価対象だからです。高1からの内申評価を利用する「推薦選抜」で大学に入学する生徒の割合は、今や50%以上です。ひと昔前の、大学入試は試験本番だけが大事という価値観は変化していることは、是非知っておきましょう。

 

いかがでしたか?これを読んで、圧倒され焦りを覚えたみなさんはラッキー!

高校が決まった後、気を抜かずに学習を続ける重要性が今の時点でわかっただけでも、スタートダッシュが切れます。今は高校受験に集中して、合格した後はこれまで受験期に身に着けた集中力と学習習慣を維持することをまずは目標に、じっくり高校の先取り学習をしていきましょうね!

 

エルヴェ学院は、今もこれからもみなさんを応援します!

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