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【中学生向け】偏差値とは?

こんにちは、エルヴェ学院(0120-055-192)です!

今回は、偏差値とはなにかについてご紹介します!

模試等でよく見るもののどんなことを示しているのかよくわかっていないという人はぜひ参考にしてみてください。

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【偏差値の定義】

 一言でいうと偏差値とは自分がそのグループの中でどのくらいの位置にいるかを表す数値のことです。平均をとった人が50になるように設定されていて、平均よりも高い点であれば偏差値は5560というように高くなり、逆に低ければ4540というように低くなっていきます。計算式としては以下の通りになります。

偏差値=自分の点数―平均点/標準偏差×1050

以下ではその数式の意味と偏差値のメリットについてみていきます。

 

【なぜ偏差値を使うのか①】

 なぜ偏差値を使うのかということを理解してもらうため、あることを例に出して説明します。

英語のテストにおいてAさんは60点、

数学のテストでBさんは70点をとったとします。

一見Bさんの方が高い点数をとっているため優秀に見えるかもしれません。しかし、一概にそうとは言えないのです。というのも、もしここでAさんが受けた英語のテストは平均点が40点の難しいテストであり、Bさんが受けた数学のテストは平均点80点の簡単なテストだったとわかるとどうでしょうか。一気にAさんが優秀だという見方に変わると思います。つまり点数というのは絶対的な数値でしかないため、相対的にどの生徒が優秀かを見るときは平均点と自分の点数の差を考慮しなければいけません。偏差値ではその差を考慮しているため優秀さを測る際に有効な数値だといえます。

 

【なぜ偏差値を使うのか②】

 さらにこんな場合では、どちらが優秀といえるでしょうか。

Cさんは平均点が60点の世界史のテストで70点をとり、

Dさんは平均点が60点の日本史のテストで70点をとった。

 どちらも平均点よりも10点高い点数をとっているため、先ほどのように平均点との差を考慮した場合同じ成績に見えます。ただここで世界史のテストはほとんどの人が55点から65点の間であり、日本史のテストは90点以上の人も30点以下の人もいる二極化した状況だということがわかるとどうでしょうか。ほとんどの人が65点以下しかとれていない中で70点をとれたというCさんの方が90点の人が一定数いた中で70点しかとれなかったDさんに比べて優秀だといえます。つまり、平均点だけでなくその中でどれだけ点数がばらついているのかということも重要だといえます。点数のばらつきを考えた数値が標準偏差であるため偏差値は点数のばらつきも考慮されており、成績の優秀さを測る時の有効な数値だといえます。

 

【偏差値のデメリット】

 ここまで偏差値という数値が非常に有効だということを説明してきましたが、いい側面だけではありません。というのも偏差値というのは相対評価であるため、同じ数値が出ても比較する周りの人のレベルによってとらえ方が変わってくるのです。例えば、開成高校を目指す受験生のみが受ける試験で偏差値50をとった人と、全国の中学生が受ける模試で偏差値50をとった人では学力が違うのは一目瞭然です。ところが偏差値だけを抜き取るとどちらも50と変わらないように見えてしまいます。母集団の数やレベルを考慮した上で偏差値は見る必要があるのです。そしてもう一つ注意しなければいけないこととしては、必ずしも高校の偏差値順=難易度順にはならないということです。もちろんその傾向が強いことは確かですが、入試において出される問題も違えば入試方式も違うためです。志望校に合格したいと考えるのであれば、模試の偏差値をただただ上げるというよりもその高校の過去問や入試方式を研究して対策をした方が有効だといえるのです。偏差値は志望校を選ぶ際の一つの基準として考慮するためにあるということを知っておくと良いでしょう。

 

【まとめ】

今回は偏差値について定義からはじまり、メリットデメリットまで説明してきましたがいかがだったでしょうか。自分の成績を測るツールとして有効ではあるものの、偏差値のみに左右されては本当の学力を測ることができません。偏差値をうまく利用し第一志望校合格に繋げてみてください!

 


 

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