2019/07/11
2020年度千葉県立高校入試の日程と形式について
2020年度千葉県・県立高校入試の日程と形式
公立高校の入試は、各都道府県によって選考方法や日程が異なります。千葉県の県立高校入試は、前期選抜と後期選抜がおこなわれています。
今回は、2020年度の千葉県県立高校入試の日程と形式について説明します。この記事を読んで事前に万全の準備をしていきましょう。
【2020年度 千葉県・県立高校入試の日程と形式】
千葉県県立高校入試の日程と形式について説明します。千葉県県立高校入試は、前期選抜と後期選抜にわかれているのが最大の特徴です。
ここでは、入試の日程や形式をはじめ学区制度についての説明をしています。まずは、千葉県の県立高校入試の基本を理解しましょう。
■千葉県の県立高校入試の形式と概要
前期選抜は、2月上旬に2日間で実施されます。1日目は、学力検査で2日目は学校独自の検査をおこないます。
前期選抜の合否は、「調査書(内申点)」「学力検査」「学校独自の検査」を総合的に判断して決定します。合格者の人数は高校によって異なります。
調査書(内申点)は、中学1年生~中学3年生の各学年の成績が対象になります。全9教科を5段階で評価します。
中学1年生~中学3年生で全て「4」の受験生であれば、9×4×3で108となります。満点は、9×5×3なので135です。
合格者の人数は、募集枠に対して普通科であれば30%~60%で、専門学科や総合学科は50%~100%となっています。
前期選抜の詳細に関しては、後ほど詳しく説明をしますのでそちらで確認して欲しいと思います。
後期選抜は、前期選抜の合格発表後の3月上旬に実施します。後期選抜も「学力検査」「調査書(内申点)」「必要であれば学校独自の検査」によって合否が判定されます。
後期選抜は、1日だけでおこなわれます。学校独自の検査に関しては、減少傾向になっていますので事前に確認することをオススメします。
後期選抜の合否判定は、基本的に前期とあまり変わりはありませんが、成績によってA組とB組にわけて合否を判断します。
前期選抜の成績や学力検査の成績が良い受験生をA組として入学許可候補(合格)になります。残りの人がB組として再度合否判定をおこなうことになります。
また、受験校を選択するときの注意点として「学区」の存在があります。学区に関しても後ほど詳しく説明していきたいと思います。
■2020年度 千葉県県立高校入試日程
2020年度の千葉県県立高校入試日程を掲載しておきます。尚、変更等も考えられるので千葉県教育委員会の公式ホームページで確認することをオススメします。
・前期選抜の日程
入学願書等提出期間:
2020年2月3日(月) 午前9時~午後4時30分
2020年2月4日(火) 午前9時~午後4時
学力検査:
2020年2月12日(水)・13日(木)
結果発表:
2020年2月19日(水)
試験に合格して入学許可候補者に内定した生徒は、2020年2月20日(木)PM4:00までに志願した高校の校長宛に「入学誓約書」を提出する必要があります。
入学許可候補者に内定した場合、2020年2月20日(木)午後4時までに志願した高校の校長先生に入学誓約書を提出します。
・後期選抜の日程
入学願書等提出期間:
2020年2月25日(火) 午前9時~午後4時30分
志願先変更期間:
2020年2月26日(水) 午前9時~午後4時30分
2020年2月27日(木) 午前9時~午後12時
学力検査:
2020年3月2日(月)
結果発表:
2020年3月6日(金)
上記のように発表されていますが、事前に千葉県教育委員会のホームページ等で確認することを強くオススメします。
■千葉県の公立高校入試の学区制度
千葉県の県立高校入試は、志望校を決めるときに学区制度に注意をしなければなりません。特に転居などで中学の途中から千葉県の公立中学校に通学するようになった生徒は注意が必要です。
千葉県県立高校入試の学区制度は、9つの学区にわけています。志願者が受験できるがっくには制限があるので充分に注意が必要です。
志願できる学区は、受験生の住んでいる学区と地図上で隣接している学区のみとなります。各市町村が属する学区は次の通りとなっています。
第1学区 千葉市
第2学区 市川市、船橋市、松戸市、習志野市、八千代市、浦安市
第3学区 野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市
第4学区 成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、印旛郡内全町
第5学区 銚子市、旭市、匝瑳市、香取市、香取郡内全町
第6学区 東金市、山武市、大網白里市、山武郡内全町
第7学区 茂原市、勝浦市、いすみ市、長生郡内全町村、夷隅郡内全町
第8学区 館山市、鴨川市、南房総市、安房郡内全町
第9学区 木更津市、市原市、君津市、富津市、袖ケ浦市
・隣接学区
第1学区→第2学区・第4学区・第6学区・第7学区・第9学区
第2学区→第1学区・第3学区・第4学区
第3学区→第2学区・第4学区
第4学区→第1学区・第2学区・第3学区・第5学区・第6学区
第5学区→第4学区・第6学区
第6学区→第1学区・第4学区・第5学区・第7学区
第7学区→第1学区・第6学区・第8学区・第9学区
第8学区→第7学区・第9学区
第9学区→第1学区・第7学区・第8学区
千葉県の学区制度は、全日制普通科の県立高校にのみ適用されます。全日制普通科以外の高校には学区制度がありません。
この他にも特例のある高校や隣接県協定という決まりもあります。今回は触れませんが、事前に確認することをオススメします。
市立高校に関しては、市の教育委員会が管轄になります。基本的なことは、通学中の中学校や志望先の高校で確認できるはずです。
【2020年度 千葉県・県立高校入試の前期選抜と後期選抜の詳細】
2020年度の千葉県県立高校入試は、前期選抜2日間と後期選抜1日間でおこなわれます。ここでは、前期選抜と後期選抜の詳細を説明していきます。
■千葉県県立高校入試の前期選抜・1日目におこなう試験内容と説明
前期選抜の1日目は、学力検査を実施します。国語・数学・英語・理科・社会の5科目を各50分各科目100点満点になります。
2019年度の学力検査の時間割は以下のようなスケジュールで実施されました。
※2020年度の学力検査の時間割に関しては、事前に確認して下さい。
8:45 集合
8:45~8:55 受付・点呼
8:55~9:10 注意事項伝達
9:20~10:15 国語
10:35~11:25 数学
11:45~12:35 英語
12:35~13:20 昼食・休憩
13:30~14:20 理科
14:40~15:20 社会
試験当日の天候などで変更になることもありますが、基本的に前期選抜の時間割は各高校共通の問題と時間でおこないます。
■千葉県県立高校入試の前期選抜2日目におこなう試験内容と説明
前期選抜の2日目に実施する試験は、複数の中から1つ以上を高校で選択します。1つの学校もあれば、2つ以上の検査をおこなう学校もあります。
・面接
・集団討論
・自己表現
・作文
・小論文
・適性検査
・学校独自問題による検査
2019年度の前期選抜2日目は、8時45分に集合して注意事項や説明の後9時25分から実施されました。時間数は学校によって異なるので事前に確認する必要があります。
2020年度の実施内容に関しては、所属の中学校や志望先の高校などで確認できます。また、千葉県教育委員会の公式ホームページでも掲載予定となっています。
■千葉県県立高校入試・後期選抜の試験内容と説明
後期選抜は、願書提出後に1回だけ志願先を変更することができます。もちろん変更できる高校は、後期選抜の募集をおこなっている学校になります。
後期選抜は、国語・数学・英語・理科・社会のテストが各40分の100点満点で実施されます。基本的な出題範囲や傾向は前期選抜とほぼ同様です。
2019年度の後期選抜の時間割は以下のようなスケジュールで実施されました。
※2020年度の学力検査の時間割に関しては、事前に確認して下さい。
8:45 集合
8:45~8:55 受付・点呼
8:55~9:05 注意事項伝達
9:15~9:55 国語
10:10~10:50 数学
11:05~11:45 英語
11:45~12:30 昼食・休憩
12:35~13:15 理科
13:30~14:10 社会
学力検査終了後に面接などをおこなう高校もあります。面接等の有無は事前に確認することをオススメします。
【まとめ】
千葉県の公立高校入試は、前期選抜と後期選抜にわかれます。前期選抜と後期選抜では、合否の決定方法に違いがありますが、基本は前期合格を目指しましょう。
公立高校の日程を説明しましたが、実際には私立高校や国立高専などの進路もあります。それぞれ対策方法も全く異なりますので事前に対策をすることをオススメします。