いよいよ受験生は入試直前講習がスタートしました！

入試直前期の勉強に欠かせないのが、「過去問」です。すでに過去問を使って対策している生徒さんもいると思いますが、今回は、「過去問」を使った勉強の仕方をご紹介します。ちゃんとステップ３までやりきれているか確認してみましょう！

［１］過去問を解く

過去問を解く時は、「本番と同じシチュエーションで解く」練習をすることがポイントです。

本番と同じ解答時間を設定し、時間内で解くようにしましょう。時間内で解けない問題は、本番は×になります。ただし、最初から時間内に全問解けて、しかも目標点に届いた！となる生徒さんは少ないです。１回目解いて諦めてしまうのではなく、そこからどうしたら時間内に目標点を取れるようになるのか、この後のステップを踏んで練習を重ねていくことが重要です。公立高校入試の場合は、過去５年分の過去問は最低でも練習するようにしましょう。

（現状の入試と同じ傾向の過去問が少ない時には、模試や予想問題集を使います。）

［２］自己採点・解き直し

解きっぱなしは禁物です！本番同様のシチュエーションで解いた後なので、それなりに疲れている状態と思いますが、少し休憩をした後、その日のうちに解き直しをしましょう。

まずは、丸付けをします。記述問題等で正解なのか自分で判断が付かない場合には、教室の先生や室長に積極的に質問しましょう。

次に、自己採点をして、目標点まであと何点なのかを自分で確かめます。

その後、解き直しをします。解き直しのポイントは以下です。

１.　受験戦略にあわせ、「合格のために解けないといけない問題」のみ解き直す

これは「目標点」が何点なのかによって個々に異なります。受験戦略が曖昧という場合には、個別指導で過去問演習の授業を１科目１回は受講して、指導を受けましょう。

例えば、正答率が３％の問題は、９０点以上を目標にしている生徒さんはできるようになるために解き直しに時間をかけるべきですが、６０点が目標の生徒さんは、この難問を解けるようになるまで時間をかけて解き直す必要は必ずしもあるとは言えません。入試までの時間も有限です。まずは自分が何を復習するべきか、受験戦略をしっかり把握しましょう。

２.　間違えた問題と、たまたま正解した問題を解き直す

あなたが解けないといけない問題のうち、「実はこの問題はたまたま当たってたけど本当はよくわかってなかったんだよなぁ」という問題もあるかもしれません。ここを見落とさず、今ちゃんと復習しておくことがポイントです！たまたま当たった問題は５０％の確率で、本番間違えるかもしれません。

入試当日も直前に振り返ることができるように、ノートにしっかり解き直し、そこに関連することまで要点をまとめておくといいですね！

［３］振り返りと復習

解き直しが終わったら、もう１歩、振り返りの時間をとりましょう。ここでの振り返りというのは、入試当日、時間内に目標点を取れるように解くために、どうしたらいいか作戦を考えることです。

１．大問ごとの時間配分

科目全体の制限時間をさらに細かく、大問ごとに時間配分をたてることはおすすめです。これも大体の目安はありますが、あなたにとってベストな時間設定は一度過去問を解いてからわかるでしょう。次回解くときには、ここの大問は〇分で解こう！と目標を決めることが重要です。

２．解く順番

大問順に必ずしも解く必要はありません。例えば、最後の大問は時間があれば得点しやすい傾向だが、他の大問が難しくていつも時間がかかって最後まで解ききれない・・・という場合には、得点しやすい大問から解くように戦略を立てましょう。

３．次回までに復習するべきことを決める

ここまで解き直し・振り返りができれば、おのずとこの後何を復習するべきかが見えてくるはずです。次回過去問を解くまでに、復習する内容はそれぞれ異なります。

４．次回過去問を解く日を決める

次回過去問を解く日を決めたら、それまでに徹底して復習しましょう。振り返りまでの中で決めたことを実践するのが、次回の過去問演習です。

（ここまで復習ができたら、次回の過去問を解くときに成長を感じ、自信を持てるよ♪）

★エルヴェ学院では、振り返りをスムーズに行うための、「過去問振り返りシート」をご用意しています！自習用でほしい分だけお渡ししますので、お声かけください！

いかがでしたか？これから過去問演習を始める生徒さんも、すでに過去問を解いたことがあるよ！という生徒さんも、是非参考にしてみてください！もちろん、１人でステップ３までなかなかやりきれない・・・という場合には、個別指導の授業にお任せください！

エルヴェ学院は受験生を全力で応援しています！！