2018/08/07
高校生向けー夏休みにすべきこと!-
高校受験を控える中学3年生にとって夏休みはともて重要な時期です。部活と受験対策の両立を考えなくてはいけません。
秋以降になれば、部活も引退するので受験に集中できるから問題ないと考えていると大変なことになります。
夏休みの使い方は志望校合格のためにも重要なポイントです。
今回は、中学3年生の夏休みに部活と受験対策の両立をする方法を紹介します。
秋以降に焦らないように夏休みに必要な受験対策を行っておきましょう。
1.夏休みの学習計画の立て方
受験で志望校に合格するには、常に最適な計画が必要です。学習計画を上手に立てて実行をすることは、自分の実力を知る機会にもなります。
ここでは夏休みの計画の立て方のポイントや夏休みの生活について説明しています。まずは、夏休みの過ごし方や計画を自分で考えてみましょう。
1-1.部活と受験対策の両立
受験生の中には、「部活の大会が終わってから受験勉強をはじめよう」と思っている人も少なくはないと思います。
確かに部活に集中したい気持ちも理解できます。
「目標の高校に合格をしたいから部活をやめて夏休み前から受験に集中しよう」と考える人もいるでしょう。
この考え方も決して間違いではないと思います。
これまで頑張ってきた部活ですから最後まで続けて欲しいと思います。更に受験勉強も両立をさせて志望校に合格をする希望も叶えて欲しいです。
夏休み前までは、部活に専念をして、学習面は定期テスト対策で充分と説明しました。夏休みとなるとさすがに同様のやり方では、志望校合格が難しくなります。
1-2.夏休みの計画表をつくろう!
部活の状況や志望校の水準にもよりますが、夏休みの計画は必須アイテムです。計画通りに学習を進めることが、自信や習慣に繋がります。
これまでの部活中心の中学校生活から受験対策への移行期間でもあります。
部活の活動時間などを考慮して、無理のない学習計画を考えていきましょう。
学習計画の作り方のポイントは、かならず予備日をつくることです。体調不良や学習の遅れで予定がこなせなくなった時のためになります。
予備日は、大学生や社会人になっても予定をつくる時は必要です。予定通りに進んだ場合は、前倒しにするか復習に充てると良いでしょう。
1-3.規則的な生活を心がける!
部活をやっていると練習や試合で学習時間が足りなくなることもあると思います。
睡眠時間を削って学習時間を確保するのは、オススメできません。
予定をつくる段階で予備日を設定することを説明したと思います。仮に予備日を使用しても学習時間が足りない場合は、予定に問題があると考えられます。
部活を行っている期間は無理のない予定を考える事が理想です。規則正しい生活は夏休みや秋以降の受験対策でも重要なポイントになります。
2.夏休みに行う学習内容
夏休みの計画や予定表が完成したら、実際に行う学習内容を説明していきます
。夏休みだからといって、特別なことを学習するわけではありません。
むしろ、中学校で学んだことがどれだけできているかがポイントになります。夏休みに行う学習内容をいくつか紹介します。
2-1.受験の基本!中学1年生と2年生の復習で土台を固めよう!
夏休みの学習面で最も重要なことは中学1年生と2年生の復習です。
以外だと思われるかもしれませんが、中学3年で学ぶ内容はこれまでの応用になります。
従って、秋以降の成績向上や安定のためには、基本となる中学1年生や2年生で学習した内容をしっかりと固めておく必要があります。
その中でも毎日取り組んで欲しいのは、計算・漢字・英単語です。これは、高校受験だけでなく大学受験でもほぼ同様の学習習慣になります。
2-2.弱点の克服は夏休みに完了させよう!
中学1年生と2年生で内容を復習していると自分が苦手に感じる科目や単元が見つかると思います。
弱点が見つかった場合は、放置をしてはいけません。
高校受験に必要な基本部分での弱点は確実に克服する必要があります。学校の先生や塾の講師に質問をして確実に理解しておきましょう。
夏休み中にこれまでの復習と弱点を克服しておけば、秋以降の成績は上がることが期待できます。公立高校を志望している受験生は特に基本部分は重要になります。
2-3.各教科の受験用問題集にチャレンジ!
時間的なゆとりがある場合にオススメなのが、受験用問題集の取り組みです。
本来は主要5科目が望ましいですが、英語・数学・国語は特に優先しましょう。
オススメの受験用問題集に関しては、いつか紹介ができればと思いますが、まずは自分に適した水準や志望校のレベルに合った問題集を試すのが良いと思います。
受験用問題集は最低でも3回は繰り返し解くことが望ましいと考えられます。これは、大学受験などでも一般的に用いる学習方法です。
3.夏休みに行う科目別学習
最後に簡単になりますが、科目別の夏休みの学習について説明します。どの科目でも共通になるのは、これまでの復習が基本だということです。
各科目の得意不得意は、個人差がありますので、あくまでも一般的なことを説明します。自分の学習レベルが高いと判断できる人は、より難易度を高くするのも悪くありません。
3-1.夏休みに行う英語
高校受験の英語は、英単語と英熟語の暗記が基本であり重要でもあります。特に夏休みは、英単語や英熟語の復習にも最適な時期です。
高校受験用の英単語や英熟語の参考書などを利用しても良いと思います。英文法や長文問題も必要なことですが、まずは英単語と英熟語です。
3-2.夏休みに行う数学
数学の学習で必要なことは数多くの類題を経験することです。だからと言って、多くの問題集を買いこむのはオススメできません。
少なくとも一冊が終わるまでは次の問題集には取り組むべきではありません。特に苦手な単元は教科書の例題や基本問題をしっかりと取り組みましょう。
3-3.夏休みに行う国語
国語は、定期テストと受験では対策方法が全く違います。高校受験の頻出漢字や古文文法は時間を要するので早めに取り組みましょう。
また、長文読解問題は、経験を積むことが重要な対策方法です。問題集や過去問題などを利用するのもオススメの方法になります。
3-4.夏休みに行う理科
理科のポイントは、「生物」「科学」「物理」「地学」それぞれのポイントになる部分を学習することです。暗記が必要な科目は教科書がオススメの教材になります。
計算問題に関しては、知識も必要ですが、慣れることも重要になります。理科はじっくり時間をかけることも必要な科目です。
3-5.夏休みに行う社会
社会は、「地理」「歴史」「公民」の3つが大分類です。特に中学1年と2年で学ぶ「地理」「歴史」に関しては時間をかける必要があります。
社会は、学習方法は難しくありませんが範囲が膨大です。ただ教科書や資料集を読むのではなくノートにまとめる作業がオススメの学習方法になります。
まとめ
高校受験を成功するためには、夏休みの活用方法がとても重要です。部活と受験対策の両立はとても大変なことだと思います。
実現不可能な無謀な計画や睡眠時間を少なくするような無理な計画はオススメできません。まずは、中学1年生と2年生で学習したことをしっかり復習しましょう。
人によっては、秋以降の計画が厳しくなる人もいると思います。それでも、夏休みはこれまでの復習を行うことが、今後のためにも理想だと考えられます。