2018/06/21
夏休み前に準備すべきこと!-高校受験ー
高校受験用 夏休み前に準備をしておくこと
中学3年生になると部活動もいよいよ引退の時期が近くなります。また、同時に高校受験を控えた大事な準備期間でもあります。
部活と受験の板挟みで心身共に大変な時期です。時間ばかりが早く過ぎてしまい何もできないと不安な受験生も少なくはありません。
今回は、高校受験を控えた中学3年生が夏休み前に行なう準備を説明します。夏休み前にできる準備をしておけば、充実した毎日が送れるはずです。
1.夏休みまでは、定期テストと部活に全力でぶつかろう!
中学3年生ともなると毎日が部活と受験勉強で大変な1年です。限られた時間の中で効率良く受験対策をするのは、簡単なことではありません。
自分がどのような高校受験を考えるにしても夏休み前に行なうことは同じです。まずは、部活と学校の定期テストに集中をしなくてはいけません。
1-1.毎日できる学習時間の確保
毎日決まった学習時間を確保するのは、簡単ではありません。
特に部活によっては夏の大会が3年生として最後の大会となる場合は体力的にも厳しくなります。
そのような状態でも毎日1時間~2時間の学習時間の確保を目指しましょう。
夏休み前の学習は、高校受験の準備だけでなく、定期テストに向けた大切な時期でもあります。
1-2.部活と学習の併用
部活と高校受験の両方に全力をつくすのは、理想だと思います。
部活を必死に行なうことはオススメします。同時に、学校の定期テストに集中しましょう!
確かに受験をする高校によっては、学校の定期テスト対策だけでは不安です。
しかし、中学3年生の定期テストは、高校受験にも必要な部分が多く含まれています。
限られた時間の中で効率良く結果を望むのであれば、欲張ってはいけません。
何事も基本が大切なので、今は定期テストに全力で挑みましょう。
2.自分の進路は?進みたい進路を選択する
夏休み前に受験対策はあくまでも準備期間だと説明しました。だからといって、手放しという訳にはいきません。
学校にもよりますが、3者面談などがあり進路先を決めていく時期でもあります。
高校受験を前提に夏休み前までにできる準備や考え方を説明します。
2-1.公立高校に進学を希望
公立高校への進学を希望している場合は、内申点と定期テストが重要です。
但し、公立高校の受験に関しては、都道府県によって大きく異なります。
あくまでも一般的な対策として考えるのであれば、学校の定期テストは内申書だけでなく入試でも重要な位置づけになります。
2-2.私立高校に進学を希望
私立高校への進学を希望している受験生は、大学のことも視野に入れた進学先を考える必要があります。
私立高校の特徴を簡単に説明しておきます。
2-2-1.大学附属校の特徴
大学附属校は、多くの生徒が高校を卒業すると併設の大学に進学します。
難関大学の附属高校であれば、併設の大学への進学が有利になります。
2-2-2.大学準附属校の特徴
大学準附属校というのは、併設の大学に進学せずに他大学を受験する生徒が少なくない高校のことです。
他大学への進学率は高校によって異なります。
2-2-3.進学校の特徴
進学校は併設の大学がないので、基本的に多くの生徒が大学受験をします。
進学先の大学は、高校によって異なりますので事前に確認をする必要があります。
3.受験形式を知っておこう
どのような進路にするにしても、受験の形式を知っておく必要があります。
事前にある程度のことを理解しておけば、今後の受験対策がスムーズになるはずです。
3-1.公立高校の受験形式
公立高校の受験の形式は、都道府県によって異なるのであくまでも一般的な内容で説明します。
基本的なスタイルは一般入試と内申点が大きな比重を占めます。
地域によっては、一般入試の翌日に独自試験を行い内申点と加算した結果で合否を決めます。
前期日程と後期日程の2回チャンスを設けている地域も多くなっています。
現在の高校受験の多くは公立高校の単願での受験は少ないようです。基本的に私立高校を併願校として受験しているケースが多くなっています。
公立高校の入試問題は、基本的に教科書の範囲が中心です。
学校の定期テストも同様だと思いますので、まずは教科書レベルの問題は解ける必要があります。
3-2.私立高校の受験形式
私立高校の受験パターンは、大きく分類すると推薦入試と一般入試の2種類です。
推薦入試には、1校に絞った「単願」と第一志望校が別にある状態の「併願」があります。
公立高校を第一志望にしている場合は、必然的に私立高校を併願にします。「単願」や「併願」は、一般入試にも使用する方法です。
3-2-1.私立単願推薦形式
私立高校単願推薦は、合格をした場合は必ず入学をするという約束をする推薦です。受験校の推薦基準を満たしていれば、基本的に合格します。
私立高校1本に絞った進学を狙っている受験生には理想的な受験です。
単願推薦の基準点は、高校によって異なるので事前に確認をしておきましょう。
3-2-2.私立併願推薦形式
私立併願推薦は、第一志望が不合格になった場合に入学をするという推薦方式です。
一般的に公立高校を第一志望にしている受験生が多くなります。
併願推薦の基準は、単願推薦よりも高い水準であることが条件になります。
従って、単願推薦のレベルの受験生でも併願推薦は受けられないことも考えられます。
3-2-3.私立一般入試形式
私立高校の一般入試は、通常の入試と考えてもらえば問題はありません。一般入試の合否はほぼ試験結果で決めることになります。
推薦入試があるのに、なぜ一般入試を利用する受験生がいるのかと思うかもしれません。
推薦基準点に届いていない場合は、当然一般入試を選択することになります。
一方で、難関大学への進学実績があるような高校の中には推薦入試そのものがないこともあります。完全に学力勝負ということです。
3-2-4.推薦入試の基準点とは?
推薦入試の基準は、一般的に3つの条件をクリアする必要があります。
・内申点
→5教科又は9教科で○点以上が推薦基準という形になります。
・出席、欠席日数
→欠席日数にも一定の基準が設けられています。
・成績
→成績に「1」、高校によっては、「2」がないことが条件になります。
まとめ
夏休みまでに行う基本は、日頃の生活面では部活と定期テストに向けた学習です。
一方で、受験に対する知識とある程度の進路を決めていく必要があります。
受ける高校の受験方式や推薦の有無などは事前に確認をする必要があります。
推薦を希望する場合は、単願と併願では、推薦基準がことなるので、注意をしましょう。
また、受験生本人はあまり気にしていないかもしれません。公立と私立では、学費や卒業までにかかる費用は大きく異なります。
高校受験そのものは、中学3年生ですから本人の意思が尊重されても問題はありません。但し、学費などの費用面のこともあるので、保護者と相談しておくことをオススメします。